2025/05/22 10:00
ドイツのヴィンテージ食器は、憎らしいほど愛らしい。
北欧のヴィンテージ食器、可愛いですよね。私も大好き。北欧デザインは、その昔ドイツの流行だったこともあり、ドイツのヴィンテージ食器は北欧出身のデザイナーが携わっているもの多々。ノルディックデザイン好きの方は、「おおっ」となる方もいるかも。
見れば見るほどじわじわと愛着が湧いてくる、それがドイツヴィンテージです。
今回は、そんなドイツ製ヴィンテージ食器の魅力と、失敗しない選び方のヒントをお届けします。
ドイツのヴィンテージ食器の特徴
ドイツは、長い陶磁器の歴史を持つ国です。
たとえばVilleroy&Boch(ビレロイボッホ)は1700年代に、Rosenthal(ローゼンタール)やMeissen(マイセン)は1800年代に創業しています。
王室御用達の窯や飛行機のファーストクラスで採用される食器、はたまた家庭で日常的に使われる食器を目指したものなど、高級ラインから日常で使われることを目指したメーカーまで、メーカーのバリエーションは豊かです。
日常使いしたくなる、ドイツブランド
当店でお取り扱いしているアイテムの中から、ヴィンテージの食器ブランドをご紹介します。
▶︎ Melitta(メリタ)
世界で初めてペーパーフィルターを発明した会社。
今ではコーヒー関連の器具が有名ですが、過去には可愛い食器も多数展開。
世界各国の都市名がシリーズ名になっていて、色・デザインのバリエーションが豊富です。
昔のドイツらしさを感じる、どこか素朴で味のあるデザインが魅力。お客様から「昭和レトロを感じる」と言われるデザインが多いです。
エレガントで格式高い見た目なのに、意外と日常にすっとなじむ。
高級感と実用性を兼ね備えた、まさに“ずるい”ブランド。


ヴィンテージ食器を選ぶときのポイント
ひび割れ・欠けをチェック
新品ではないので、完璧なアイテムでないことも。写真に写りきらない細かなキズが見られる場合があります。
製造上できる小さな凹みや、貫入(細かいヒビ模様)はヴィンテージならでは。味わいとして楽しむのも◎

裏印(ロゴ)を見比べる
同じシリーズでも、時代によってロゴが変わることも。
同じロゴで揃えるのも、あえてバラバラに集めるのも、楽しいです。

色ムラや色飛び
昔の製法だからこそ、完璧ではない部分があります。ムラも味のひとつ。世界で一つだけっていう愛着もわきますよね。
お手入れのしやすさ
ドイツは食洗機文化が浸透していて、50年くらい前のものなら、食洗器対応している食器が多いです。
ただし、食洗器の水圧でプリントが剥がれる可能性もあるので、使用は自己判断。
一点物の魅力
ドイツのヴィンテージ食器には、ハンドペイントのアイテムも多く、それぞれに個性があります。世界でひとつだけのヴィンテージテーブルウェアを選ぶ時間も楽しみのひとつ。まさに一期一会です。

ヴィンテージ食器は、日常をちょっと特別にしてくれる存在。
お気に入りの一点を見つけてくださいね。