ドイツのヴィンテージ / Dr.Oetker / メモリ付計量カップ

130年以上前、ドイツ南西に位置するBielefeld（ビーレフェルト）で誕生したDr.Oetker。ベーキングパウダーを初めて商品化した会社で、製菓の材料や、調理器具、食品など、ドイツのスーパーマーケットに訪れると必ず目にするメーカーです。

料理するのめんどくさいなー、と思う日は、いつもDr.Oetkerの冷凍ピザに助けられています。焼き菓子が浸透しているドイツ、ホットケーキミックス的な混ぜて焼くだけ焼き菓子の種類も豊富です。日本とは違い、自分の誕生日をアピールする文化のドイツでは、会社で「今日誕生日だからケーキ作ってきた！パントリーに置いてるから自由に食べてね。」という社内メールがよく届きます。パントリーに行くと、Dr.Oetkerのケーキミックスで作ったケーキ率高いんです。素敵な文化だな、といつもほっこり。

細かく分量を調整して作るフランス的なケーキとは異なり、ドイツの料理やお菓子って、いい意味でおおざっぱ。ドイツに住むまで、計量カップって液体を量るものと思っていましたが、ドイツの計量カップはなんでも量れるように出来ています。カップの中を見てみると、リットル数の表記の隣には、胡椒、砂糖、バター、レーズン、小麦粉、米、カカオ、塩、豆と、固形物のグラム表記がされています。（豆とか米とか、種類によって違うよね...?という言葉は飲み込む。）
Made in Germany、製造番号2825と表記があり、調べる限りは50年代ごろのものとされています。


サイズ：高さ15cm　上部φ11cm
コンディション：古いものですが、比較的汚れや錆は少ないように感じ、状態を見る限りは未使用品と思われます。ですが、経年相応の摩耗として、錆やひっかき傷など見られます。ドイツ家庭で長い間保管されてきた歴史のあるアイテムです。写真に写りきらない細かなキズが見られる場合があります。気になる点がございましたら、追加で写真をお送りすることもできますので、お気軽にお問合せください。